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管理部長は会社の大番頭である

2011.11.11

成長する建設会社を見ると、優秀な技術者をベースに、これに負けない営業マンがおり、さらにこれらに負けない経理マンがいるものである。技術→営業レレ経理、この三者がガッチリとトップを支えている会社は強い。ここで見逃してはならないことは、この三つの部門の力関係がつねに均衡を保っていなければならず、どこかひとつだけが強いというのでは、会社にとってあまり良い結果をもたらさないということである。たとえば、技術が強すぎると職人の集団になり儲けを忘れる。

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営業だけが強すぎれば会社が政治グループみたいになる。経理だけが強すぎると、会社はこぢんまりとはするものの、大きな躍進は期待できない。ところで一般的には、これらの中で経理がいちばん強いことが、不況下では生き残りやすい。それも、お金を使い終わったあとの出納管理、清算事務などの後方機能ではなく、「この数字だったら、これからどうなる」「この数字をよくするためにはどこをどうすべきか」という前方機能に強いことが肝心である。これはむしろ経理というよりも企画室、社長室、管理室といった組織名で呼ばれていることが多い。この役割を船にたとえるならば、船長の指示に応える舵取りの役割である。舵取りがしっかりしていれば、行先の危険を予知し、必要な手を打てるからである。建設業においては、よく現場優先ということが言われるが、ただ造るだけの現場を優先してはならない。どうしたら会社が儲かるか、成長するか、生き残るかといった舵取りが最優先であり、この方針にそって強力に推し進める現場がいちばん頼りになるのである。「経理はこまかいことを言うな、現場が第一じゃないか……」という考えを安易におしつけてはならない。





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