日本の場合は、まず外国人投資家がグローバルスタンダードで投資判断ができるような不動産投資市場をつくることからスタートしなければなりません。欧米では、資産運用の手段として不動産を対象にした商品がこれだけ普及しているのです。個人も法人も、比較的安心して不動産に投資する土壌と仕組みが出来あがっているのがわかります。市場規模も日本に比べてはるかに大きく、特にアメリカのREITは、この3年間で新たなブームを起こすほど人気化しています。
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不動産投資市場の開店休業状態が続く日本と比べて、何とも力強いかぎりです。不動産投資のグローバルスタンダードとは、これら各国のように不動産投資市場がまともに機能し、国際レベルでみても投資適格市場として認知されるような基準をつくることだと解釈するべきです。グローバルスタンダードを意味不明な流行語として使うのではなく、一刻も早く世界から認知されるような本格的な不動産投資市場をつくるべきなのです。私は日本が参考にするべき不動産投資市場は、アメリカとドイツの市場だと判断しています。米独の不動産投資市場は、各々の金融制度と投資に対する哲学の違いから実に対照的なシステムをつくり上げています。日本がいまなすべきことは、日本らしさを生かした不動産投資市場をどうやってつくり上げるべきかという独自の哲学を確立することです。アメリカ流をとるのかドイツ流でいくのか、それともどちらとも違う日本流の市場をつくるのか、それを大いに議論すべきだと思います。