アメリカのニューヨークとワシントンDCのように、それぞれ独立した役割を果たせる2つの都市があるとイメージして下さい。わが国でもたとえば徳川時代に幕府(政治の中心)が江戸にあったのに対し、経済の中心は上方(大阪)にあったとい引列もあります。同じことができないはずはない、という意見も根強くあります。もしそれらの政治的機関が移転すれば、それに伴い、民間企業のオフィスでも移転するものが出てきます。そうすれ
一極集中を緩和するためのプラン... の続きを読む
日本では「土地ほど有利な資産はない」との考え方が個人、法人を問わず広く浸透し、土地保有志向が強烈です。有効に利用できる土地は日本の国土内に限られた量しかないので希少価値があり、株式などと比べて地価が大幅に下がって損をすることも少なく、値上がり期待が大きい。地価は労力や資本をつぎ込んだりしなくても社会のニーズや経済環境などの外部的条件の変化次第で上昇するので、土地への投資は他と比べて有利・土地税制が
土地神話の日本的背景... の続きを読む
大和生命ビルを購入するなど早くから日本の不動産に興味を示していたゴールドマン・サックスは、モルガン・スタンレーとは違うアプローチを取っていた。03年にゴルフ場経営会社の株式を取得、アコーディア・ゴルフを設けた。バブル期に開発され会員権が高騰したゴルフ場だが、バブル崩壊とともに利用者が激減した。地価が下がったためゴルフ場の不動産としての価値が下がり、借金の返済資金の工面ができず経営破綻が相次いだ。ア
付加価値を高めるゴールドマン... の続きを読む
1986年から始まった今回の地価暴騰は、いろいろな要因が複合したもので、特定の原因を指摘するのは簡単ではありません。しかし、おおかたが合意している今回の上昇メカニズムは次のようなものです。まず、円の急激な上昇などを基盤にした日本経済の国際化、とりわけ東京圏の国際化や経済パワーの上昇により、外国企業の東京への参入が相次ぎました。国内企業も政治・経済の中心である東京シフトを強めました。加えて、情報化の
地価はなぜ上がる... の続きを読む
サブプライムローン問題で銀行が融資姿勢を慎重にしたため、ファンドの組成ができず経営が悪化した。私募ファンドはファイナンスがつかないと、とたんに行き詰まるもろさを抱えていた。ファンドによっては、内外の投資家から集めたエクイティ資金のほかに、それに匹敵するような規模の融資を受けてレバレッジを効かせ不動産投資していた。その融資は大半が金利が比較的低い期間1、2年の融資だった。融資間限がくると、再度、融資
銀行融資に頓る自転車操業... の続きを読む
照明器具として、最も簡単に用意できるのが、スタンド型のランプです。ただ、スタンドランプは照らせる範囲が限られているため、一つだけでは部屋のほとんどが暗くて十分な明るさを確保することは無理です。できれば複数、高さのあるスタンドや、サイドテーブルの上に置く低めのスタンドランプなど、タイプやかたちの違うものを用意して、部屋を明るくしたい時は複数つけ、眠る前に読書をする際はベッドサイドのものを一つつける、
一つ目より上手な買い物ができ... の続きを読む
木は空気中の二酸化炭素を固定しますから、地球温暖化の防止という観点からも有効です。木はサスティナブルな資源です。森が育てば、海の魚も豊かに育ちます。もちろん欠点もあります。腐る。シロアリに食われる。しかし、それは自然に還るというファンクションでもあります。地球に対する負荷という見地からも、木は素晴らしい素材です。欠点をふまえながらじょうずに付き合えば、これからも木は人を休ませてくれるでしょう。ウッ
国産の木を使う「ウッドマイレージ」という考え方... の続きを読む
売主が個人の場合は、一般的には消費税はかかりません(課税業者を除く)。では、不動産を購入する際に建物に対する消費税がかからない、つまり売買契約書では建物の評価額が明確にならない場合はどうやって評価は算出されるのでしょうか。その算出方法がポイントになってきます。一般的な不動産の売買契約書では、土地、建物の売却価格が別々に表示されず、合算金額しかわかりません。不動産という大きな買い物をする割にはずいぶ
減価償却費はあとから修正できない... の続きを読む
新しいマンションの過剰在庫の問題だけではない。駅前には荒廃した旧来のマンションも多い。とくに深刻なのは下層階をテナントにしたマンションだ。駅前のあるマンションは1〜2階はテナントなのだが、2階はテナント募集中だ。地下にも飲食店街があるはずなのだが、階段を下りてゾッとした。一軒たりとも営業している店舗はない。通路の電気すらついておらず、壁からは漏水している。一階に戻っても、管理室やポストなどがある共
マンションの修繕積立金を誰が払うのか?... の続きを読む
今回の特徴は、三階建て住宅の建売分譲を行うこと。この建売住宅は、「ワンズワンの街・二宮」(JR東海道本線二宮駅から徒歩二〇分)。ここに2×4による小屋裏利用の三階建て住宅九戸を分譲する。一戸当たり建物面積は、一五八・九八〜一八丁七六平方メートル(五LDK〜七LDK)となっている。“ゆとり”を演出するために、五戸は二台分のカースペースを確保、CATVも配置した。同社の2×4住宅の販売戸数は、年間九〇
“ゆとり”演出のツーユーホーム... の続きを読む
建築基準法第43条に「建築物の敷地は、道路に2メートル以上接しなければならない」と定められています。ここで道路というのは、幅員4メートル以上で、この規定の適用時にすでにある道を言い、道路法、都市計画法、土地区画整理法、旧住宅地造成事業に関する法律、都市再開発法、新都市基盤整備法または大都市地域における住宅および住宅地の供給の促進に関する特別措置法によって造られた道路、もしくはこれらの法律による事業
道路に面していない敷地には建築できない... の続きを読む
つくられた国も時代もテイストもばらばらの椅子を、一つのダイニングに並べるなんて、おかしいのではないかと心配ですか?まったく心配ありません!それどころか、格好いいんです。しかし、陳腐なデザインの椅子を無節操に並べるのはダメですよ。いい椅子同士は格が合っているせいでしょうか、ダイニングテーブルの周りに集合させてもおかしくなく、部屋のセンスさえ上げて見せてくれるのです。名もないつくり手による、いい椅子と
一脚のマイチェアから始めて... の続きを読む
金利上昇局面といっても、そんなに急速に金利が上がるはずはない。そう考える人もいるだろう。たしかに、かつてのように1年で2%も上がることは考えにくいかもしれないが、5年間のスパンでみれば、2%、3%の上昇があっても決して不思議ではない。そうなると十分に“未払い利息”発生の可能性がある。では、実際にどの程度金利が上がると未払い利息が発生するのか、その計算式は次のようになる。
毎月返済額÷前回ま
どれだけ上がると“未払い利息”が発生するのか... の続きを読む
子供が大きくなる前にマイホームを購入しようと、新築のマンションへと引っ越したのですが、思ってみもなかった事態が起こりました。それは壁紙というのでしょうか、内装に使われていた材料にアレルギー反応を起こしたのか、娘の肌がアトピーやらでボロボロになってしまったんです。せっかく子供のために引っ越した家が子供に合っていないのなら意味がない、と夫と話し合い、そうしたリスクがないのは中古一戸建てかもしれないね、
子供のために中古一戸建てを購入... の続きを読む
私が子供だった頃、郷里の県立図書館は当時の新進気鋭の建築家の設計となるものでした。コンクリート打ち放しの外観、重厚なエントランスはとても広く天井も異様に高くて、両側には彫刻が並べられていました。床は重い色調の大理石で、高い天井と相まって優雅だけれど何だか暗いイメージがありました。離れた場所にある明るい市民図書館とは全く別の、今思い出しても異質な図書館であったと思います。書庫はさすがに普通でしたが、
革新的な建築スタイルの図書館... の続きを読む
株式を公開することは、重要な経営戦略の一つまず「株式を公開する」とはどういうことなのでしょうか。事業承継とは、オーナーが株式の大部分を所有しており、その他の同族・知人・従業員などといった特定少数者のみで株式を保有している会社で、プライベートカンパニーともいわれています。このような会社が自社の株式を、「株式市場」という場を通じて誰でも自由に売買できるようにすることを決意し、その準備を実行するプロセス
株式公開とは... の続きを読む
公園エリア一帯は石神井風致地区に指定されており、そのほとんどが第一種低層住居専用地域となっている駅周辺には、商店街や西友があり、駅北東の西武池袋線まで足を延ばすと、石神井公園近くには、高級スーパーのクイーンズ伊勢丹が出店している。駅の南側に向かい青梅街道を横切れば、善福寺公園がある。それから先へは、自転車を利用すれば、東京女子大わきを経て吉祥寺駅の北口商店街まで足を延ばすこともできる。西武新宿線急
子育てファミリー層向けまで全般的に人気... の続きを読む
住宅・建設業界には反発する動きが少なからずあったが、実施時期の四〜五月を待たずに前倒しで行う不動産会社などが現れ、予想以上にスムーズに進められている。この業界もそう捨てたものではないのである。第二の柱は、住宅性能表示制度が創設されたこと。販売される住宅の性能を第三者機関(指定住宅性能評価機関)が客観的に評価し、表示するというものだ。表示される項目は省エネルギー性、壁や床の遮音性能、耐久性、防・耐火
住宅・建設業界には反発する動きが... の続きを読む
余裕のある日数を工事管理担当者から言われると業者職人はその期間に別の仕事を入れてしまい、その結果請けた工事を遅らせ工期遅れになってしまいます。指示工期に余裕がある工事管理担当者は業者職人に舐められ、発注金額は高くなり、工期はズルズルと伸びていきます。工事利益が確保できないのも、工期が遅れるのも、それらの原因の全ては業者職人に余裕のある工事日数を指示したことにあることを認識して下さい。工程表の書き方
ネットワーク工程表から余裕日数を読み取る訳... の続きを読む
チラシに載った安い物件というのはたしかにあったが、かなり以前に売れてしまったものである。そして、一日(金)から売りだしとうたってあるが、一日はチラシを折り込んでいないし、売りだしもしていない。チラシを折り込んだのは二日(土)なのである。「一日から」と書いてあるのをみると、誰もがきのうもチラシは新聞に折り込まれて、売りだしがあったと思う。そして、このような説明を聞くと、きのう売れてしまったのだと解釈
本来なら買わないような物件をつい買ってしまったり... の続きを読む
住宅営業で何が、一番骨が折れるかというと、新築意思をもつ客の居所を捜し出すことに尽きる。なにしろ物が物だ。あてもなく歩き続けて飛び込み訪問をしたところで、ほとんど徒労に終わってしまう。私も住宅営業体験者だが、新入社員のときにした飛び込み訪問の虚しさは、いまだに忘れられない。毎年150万件もの新築住宅戸数が統計では上がってくるのに、なぜか私はそういう家にはいっこうにぶつからなかった。実際にはぶつかっ
見込み客の情報を掴め... の続きを読む
金利が上がるといってもたかだが2%程度と思う人もいるかもしれません。しかし、返済期間が30年にもわたる長期の住宅ローンでは、わずかな金利上昇変動で負担額はとても大きくなります。それに、そもそも収入が少なく、返済能力が低い人々への過剰融資なのですから、元本の返済もまともにできなくなるでしょう。長期安定を約束した終身雇用が過去のものとなり、経済のグローバル化で一部の職種を除いて給与水準が上がらない状況
景気対策のツケが個人に回される... の続きを読む
デフレの時代はそうはいかない。昨今のサラリーマン事情を見ればわかるように、給料はさっぱり上がらず、地価も依然として下落傾向を続けている。これからはマイホームの値上がりは期待できない。住宅ローンは毎月必ず支払わなければいけない家計の固定費だ。給料が上がれば返済はラクになるが、下がれば当然、苦しくなる。横ばいで推移しても、子供が大きくなって教育費がかさめば、その分、生活にシワ寄せがくる。年老いた両親の
住宅ローンは毎月必ず支払わなければいけない... の続きを読む
賃貸情報も季節によっては、たくさんある時期もあれば、そうでない時期もあります。いずれにしても情報誌を継続的に見ているとその傾向がわかってきます。もちろん地域によって特別な理由により、情報件数も変わってくることは当たり前です。でうが、一般的な傾向をお伝えしましょう。12月?4月は、進学、就職の時期と重なりますので、件数が豊富です。もっと細かく見ていくと、実は2月が一番多いです。そして、この時期は当然
賃貸情報誌にたくさん載る時期... の続きを読む
「いつかはマイホームを」結婚して、家族を持った人ならだれでもそのことを人生の目標とする人は多いでしょう。マイホームを持つことは人生で一番の大事業だと思います。高い金額を何十年もローンを組んで購入するのですから、じっくりと物件を探して、自分たちの理想の住まいを見つけたいですね。住宅情報誌で調べたり、住宅展示場へ足を運んで、自分たちが住みたいと思う住宅をイメージすることはその後の物件探しにとても役立つ
新築一戸建てについて... の続きを読む
融雪機とは読んで字のごとく雪を溶かす機械です。北海道の住宅情報に時々書かれているものであり、ふたを開けて雪を放り込むと雪が解けているというなかなか優れた装置です。これにより、雪をためる場所に困らなくて住みます。融雪槽という似たものがありますが、これは大量の雪を保管しじわじわと溶かしていくもので、融雪機は雪を逐次放り込んで一気に溶かすシステムを持っています。このためには高出力の熱源が必要ですが、たい
住宅情報にあった融雪機とは... の続きを読む
高額所得層の子育てファミリー層はなぜ、高額な家賃を支払って高級マンションを借りて暮らすのでしょうか。子育てファミリー層が引っ越しをする場合の理由というのは、たいてい仕事か子どもの教育問題です。これは明白な傾向です。年収が高く、会社から家賃負担をしてもらえる高額所得層は、職場にも近く、かつ教育環境のいい街に住みたがります。それが便利のいい場所にマンションを借りて住む理由です。有力企業のオフィスや仕事
高額所得層の子育てファミリーの行動パターン... の続きを読む
表面的には「掛け目七〇%」を守った銀行でも、融資したい額があらかじめ決まっていて、「掛け目七〇%」を織り込んでもその額に収まるよう、不動産評価額を膨らませることが一般的になった。金融機関の指示を受けて不動産価格を操作した鑑定士も、責任が問われるべきだろう。さらに、金融機関は、融資の申込受付から融資決定まで、安易に期間を短縮した。審査をすればその分だけ時間がかかるので、米国のコンサルタント会社の勧め
不動産価格を操作した鑑定士も... の続きを読む
地価が下落することに対して、一般にどう考えられているのだろうか。三友システム不動産金融研究所は地価の値上がりを希望するか値下がりを希望するか、一〇〇〇人の男女を対象にアンケート調査を実施した(地価動向に対する国民の意識調査。東京九回実施、大阪二回実施。全体で見ると、バブルが弾けて十数年たっているにもかかわらず、平成一六年一〇月時点の調査では、なんと五九%の人がいまだに地価の値下がりを希望している。
七割強が地価の値下がりを希望している... の続きを読む
意外にあっさりと終焉を迎えました。2008年9月に引き起こされた「リーマンショック」という事件です。リーマンショックという表現があまりにも多用されてしまったために、世間では今回の不況はアメリカのリーマンという会社のせいで、世の中の景気が悪くなったと誤解している人が多いように思いますが、実際は米国内で引き起こされた資金の過剰流動性に端を発する、いわば政策的な事件とも言えるものでした。当時の、政府関係
リーマンショックでミニバブルは終焉... の続きを読む
投機的要素のない収益価格が公示価格の7割ということであるが、本当だろうか。前回のバブル期、つまり私が役人だった当時、地価公示、地価調査などを県内の鑑定業者へ発注し、評価させていたが、すべての地点で、収益価格は比準価格の半分以下であった。おおよそ、3〜4割程度。収益価格はあくまでも添え物としての価値しかなかった。収益価格とは、あくまでも飾りであり、比準価格をそのまま評価額として採用するのが一般的であ
収益価格はあくまでもお飾り... の続きを読む
古屋であれ、その家の持つ「印象」というものを大切にすることが必要です。というのも長く住んでいますと、40歳を過ぎたら「自分の顔に責任を持て」といわれるように、住んでいた人の命というか、人格が何となく染みついているものです。それが何となく暗かったり窮屈だったりすれば、住んでいるうちに、身体にも、人生にもよいはずはありません。そこで見比べることも大切ですが「この家は気持ちがよい」「この家は何となく暗い
中古物件を選ぶコッは第一印象力?... の続きを読む
全国各地、どこへ行ってもオフィスビルの空室は多く、「テナント募集中」の文字が目につく。また、店舗や各種の商業施設にも同じ現象が見られる。空室の多さは地方都市に限らない。東京都心部でも「テナント募集中」の文字は増加しており、街を歩けば、数え切れないほど多く目にする。東京の銀座でも空き店舗は増えており、その結果、賃料などの賃貸条件も大きく変化している。さて、このような現象が日常的になったのは、リーマン
オフィスビルの空室は増加... の続きを読む
住宅が完成したら、その住宅に入居するわけだが、入居をしてすぐ(あるいは入居に先だって)、仮住まいのほうへ移設したり電話局へ預けてあった電話を新居に設置する手続き、あるいは郵便局から仮住まいに転送してもらっていた郵便物をふたたび元の住所に配達してもらう手続き、新聞や牛乳などの配達の手続きなど、こまごました手続きをとる必要がある。また仮住まいから、ふたたび元の住所にもどったことを子供の学校宛にも知らせ
完成したら、もとの住居にもどる手続きをする... の続きを読む
老朽化、あるいは狭小化した住まいは、建て替えによってグレードアップをはかることが必要だが、建て替えに当たってまず考えなければならないことは、(1)建て替えるのか買い換えるのか、(2)建て替える場合その障害はないか、(3)建て替えのための計画をどのように立てたらよいか、といったことからだ。いずれも大切なことばかりなので、これらの点について充分に検討した上で建て替えに取りかかる必要がある。(1)と(3
建て替えをするための障害はないか... の続きを読む
間取り図が納得できるものとなったとき、それは余計な無駄を省き、洗練された自分の生活スタイルの概念図になっているはずです。これくらいの発想、この段階での空間のとらえかたは、これくらい、でやめておくことが重要です。色彩についても、できればモノクロで考えてほしいくらいです。もちろん設計者は最終的な完成を予測して間取りを決めていきますが、仕上げ材や色、テクスチャーは生活スタイルの概念に自然についてくるもの
本当に必要なものを選びだす... の続きを読む