日本の住宅業界が抱える問題の一つは、建売住宅にしろ注文住宅にしろ、同じ業者が住宅の設計から施行・監理まで行っていることです。住宅業者のセールストークに「わが社に任せてくれたら、設計から施工まですべてやります。高い設計科を建築士に払う必要はないし、設計監理料もいただきません」というのがありますが、本来、これはおかしいことなのです。業者はあくまでも施工だけを担当し、設計者や監理者は別組織の人が監督する
日本の住宅業界が抱える問題... の続きを読む
木槌などで軽く叩きながらタイルがモルタルになじむようにするのですが、モルタルの塗りの厚さが薄かったり、タイルの歪みが大きい場合には、タイルの裏側(モルタルと接着する面)に空気層ができてしまいます。そのままにしておくと、やがて目地にヒビが入ってそこからタイルの裏側に水が浸入してしまい、最悪の場合にはタイルがはがれたりします。また浮いているタイルに重い重量物で衝撃を与えると、割れてしまう恐れがあります
タイル浮きのチェックの仕方... の続きを読む
都心部で建替えや規制緩和で容積率が拡大し、新たな供給が増えていることは、土地が生産されているのと同じ効果をもたらす。土地が生産されているのは、都心部や埋立地だけではない。郊外でも同じようなことが起きている。東北新幹線の建設の見返りとして地元の要請で開通しだのが埼京線である。昭和六〇年開通当時は大宮から池袋までだった。その後埼京線は大崎まで延長され、さらに東京臨海高速鉄道りんかい線の開通、相互乗り入
生産緑地法の改正... の続きを読む
資本力や営業力に強く、設計部門も充実しているのが最大の特色です。規格住宅でもプランは豊富。モデルハウスを用意している会社もあり、工法を明確にし、デザインや設計、インテリアにも力を注いでいる会社も多いようです。独自のブランドをもっており、宣伝広告も全国規模で展開しています。しかし、構造材から床や天井の仕上げ材、窓やドアの建具、キッチン、トイレなどもあらかじめ決められ、そこからはみでたものは、追加料金
住宅メーカーの特色... の続きを読む
建売り住宅では立ち会いたくても立ち会うチャンスがありませんが、注文住宅の場合は万難を排して立ち会ってほしいのが、この「地繩張り地業」です。地鎮祭は儀式ですが、地縄張りは儀式ではなく最初の工事です。建築士が紙に書いた設計図を、本当の敷地の上に「縄を張って」書き込む工事。住まいづくりで「初めての実感」が得られるのがこの工事です。(1)な〜んだ、意外に小さいんだね。(2)これじゃ軒が隣の敷地に被さらない
絶対に立ち会おう「地縄張り地業」... の続きを読む
軸組構造の特徴は、柱などの位置や間隔をかなり自由に調整できることです。そのため、窓などの開口部を大きくとるなど設計の自由度が高く、建てた後のリフォームもしやすいといえます。その代わり、柱と梁などで構成する枠組みを補強するため、斜め材を入れたり、接合部に金物を使ったりします。壁構造の特徴や注意点はこれとは反対です。壁で支えるので強度を確保しやすいのですが、開口部など設計の自由度は低くなります。また、
軸組構造と壁構造の特徴... の続きを読む
実は、ハウスメーカーは広く見せる演出だけではなく、お客さんに開放感を体感させたいという思惑を持っています。まず意図的に「うわ〜、広々している」と思える間取りを採用しています。生活するための間取りではなく、見せるための間取りに設計されているのです。ほとんどのお客さんは、それに気づきません。モデルハウスに行くとただワクワクしてしまい、実生活の視点で家の中を見ることができなくなるからです。次は吹き抜けで
開放感を体感させる... の続きを読む
グローバル経済下における収入の高い人の傾向とは、どのようなものでしょうか。それを不動産に関連づけて考察してみれば、ひと言では、頻繁に移動する人々と定義することができるかもしれません。私は、それを狩猟民族と呼びました。あるいは知的狩猟民族でもいいでしょう。家畜を連れながら、草原を移勤し、搾乳したり屠殺したりして食料を得ながら移動する遊牧民族も、狩猟民族の一種と考えていいでしょう。教育熱心な孟母(=孟
収入の高い人の傾向とは... の続きを読む
食事は味だけではなく、家族のコミュニティーの大切な時間。それだけにダイニングの照明はよく考えたいものです。まず、ダイニングテーブルの上にはペンダントライト。それもかなり低くして、ペンダントライトの光がダイニングテーブルの上だけを明るくするという感じに。最近では、食卓の上でホットプレートを使ったり、鍋を囲んだりするのに電気を使うことが多くなっています。そんな時、コンセントにさしこんだコードをうっかり
ダイニングルームのチェックポイント... の続きを読む
平面プランを優先させて、一階のプランの上に二階をのせると、二階の壁を受ける構造が一階になかったりして、構造上弱い家ができてしまう。恐ろしいことに、プロの設計でもこうしたことが起きている。多分、建主の要望を聞いて、平面プランからすすめていき、どうしても構造のバランスがとれない、構造の整合性をとろうとすると、建主の要望が入らない、といったところだと思う。それでも家は建つ。何とか構造上のずれをカバーしな
平面プランを優先させる... の続きを読む